寺院案内
千葉県指定有形文化財(昭和三十三年四月二十三日指定)
阿弥陀如来座像
(善雄寺御本尊)
善雄寺御本尊

 像高1.76メートルの坐像で、いわゆる丈六仏である。
 ヒノキ材の寄木造で漆箔を押し、定印を結んでいる。彫眼で白毫、肉髻に水晶をはめこんでいる。
 この像は体内に多数の墨書が残されているのが特徴である。
 頭部に、奥州伊達郡霊鷲山より出現し、慈覚大師の作とある。
 胴部には、佐原町伊能茂左衛門親子の寄進により、元禄十六年(一七〇三)より宝永二年(一七〇五)にわたって製作され、作者は京都麩屋町大仏師高橋兵部と記されている。
 このことから胴部と頭部とを合わせて江戸時代に製作されたと考えられている。
 納衣などよく古様をあらわし頭部にあわせている。
 作風は藤原末期様式である。小見川町(香取市小見川地区)は古来から重要な河港として栄え、奥羽地方との交通も知られている。

昭和五十八年三月二十日
千葉県教育委員会

香取市教育委員会